スーパーフットビーのルール(西村正之)

公開日: 2017年1月26日木曜日

 今回は、スーパーフットビーのルールについて書いていきます。 
 まず、使用するパックがこれ(左写真参照)です。直径が約30cmで高さが約8cmという大きさです。断熱材やウレタンスポンジなどの材料をホームセンターで購入して作るのですが、一個500円くらいで出来上がります。(詳しい作り方については、またの機会にご紹介します。)
 このパックはつま先で蹴ると縦に起き上がってタイヤのようにゴロゴロと転がってしまったり、足の指が痛かったりするので、子どもたちは足の内側を使って蹴るようになっていきます。

コートは、右図のようなコートを用意します。縦16m、横8mでゴール幅が4mです。ゴール幅は、子どもたちの「楽しさ度」に合わせて変えられるようにしておきます。
 そして、「スーパーフットビー」の開発にあたって一番考えを巡らせたのが、「ゴールエリア」を設置することでした。ゴールエリアは、上底4m、下底5m、高さ4mの台形の形をしています。守備側は、この中に1名しか入れません。攻撃側も1名は入れますが、ボールをドリブルしながら入るのはダメなので、中に走り込んで味方からパスをもらい、シュートするというプレーに限定されます。
 実際のゲームでは、マイボールになったらセンターライン上からパスで始めるようにしています。そうすると、子どもたちのポジショニングは、だいたい右図のようになります。
 このケースでは、ゴールエリア外だけ見るとオーバーナンバーになっているので、球技に不慣れな子どもたちがパスの状況判断をしやすくなっています。今回の学習では、このようなゲームを楽しみながら「相手を間に挟まないところに移動してパスを受ける」ことや「ゴールと相手の間に立ちふさがるようにして守る」ということができるようにしていきたいと思います。
 その他のルールは以下の通りです。
【攻撃時】
◯ 攻撃はセンターラインから始める。必ず味方にパスをする。
  (得点を決められた時やマイボールになった時)
◯ 攻撃する時は、全員が相手コートに入る。
  (得点した時に一人でも残っていたらノーゴール)
◯ 相手にボールを取られたら、全員が自分のコートに戻る。
◯ ボールを踏めば、守備の相手から強引に取られない。
◯ ゴールエリア以外は、自由にドリブルが出来る。しかし、ドリブルをしながらゴールエリアに入ることはできない。
◯ ゴールエリアに入れるのは、一人だけ。(エリア中で味方のパスをもらう)
【守備時】
◯ ゴールエリアに入れるのは一人。(1プレーごとに誰が入ってもいい)
◯ ゴールエリアに入った人だけは、強引に相手のボールを奪うことができる。
  (攻撃がボールを踏んでいても、キーパーが踏めばキーパーのボール)
◯ ゴールエリア外では、強引に相手のボールを奪えない。1m離れる。
  (パスをカットしたり、パスを邪魔したりするのはOK
【共通】
◯ サイドラインやエンドラインからボールが出たら、そこからキックイン。
◯ 手で触ったら、その場所からキックで始める。
  (ゴールエリア内でキーパーが手で触ったら4mラインからPK
◯ ボール全体がゴールに入ったらゴール
  (少しでもラインにかかっていたらノーゴール)
 
 


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